会社設立の流れとしては、主に5つのステップが存在します。
一つ目は、「会社設立準備」です。
この段階では、設立項目の設定や印鑑の作成を行います。
設立項目とは、商号(社名)や事業目的、本店所在地など次に説明する「定款」を作るために必要となる情報のことです。
ここで具体的にどういった事業を行っていくのか等を決定しておかなければ、「定款」作成には着手できません。
そうして設立項目の作成ができると、続いて「定款の作成と認証」に移ります。
「定款」とは、簡単に言えばその会社にとってのルールになります。
会社を設立する上で定款の作成は義務付けられており、設立登記の際に必要となります。
定款には、商号や事業目的などの「絶対的記載事項」、取締役の任期延長に関してなど記載することで効果を発揮する「相対的記載事項」、営業年度など記載しなくても良い「任意的記載事項」が存在します。
この定款作成が会社設立にあたって最初にぶつかる壁だと言われていますから、ある程度の時間をかけてしっかりと作成することが大切です。
そして、定款の作成が完了すると次に「登記書類の作成」に移ります。
ここでは資本金の振り込みを行うことや、登記の際に必要な印鑑証明書などの各種証明書を取得することが目的となります。
こうして登記に必要な各種証明書を用意すると、次に「会社設立登記」となります。
会社設立登記は法務局による業務となるため、申請を行うことでこのステップは終了となります。
申請は、実際に法務局へと足を運ぶだけでなく、郵送やネット上でも行うことが出来ます。
また、申請はおよそ一週間で受領されます。
次に行うべきことは「開業届出」です。
開業の届け出先は税務署や労働基準監督署、都道府県など多種多様です。
会社の運営を始めるまでに各種届出を済ませておきましょう。
以上、5つのステップが完了すると、晴れて会社の運営がスタートします。
会社設立のためには上記の通り、煩雑な手続きが必要となります。
そのため、会社設立の際には専門家に相談し、着実に手続きを行っていくことが大切です
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会社設立の流れ
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